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2019年4月12日 (金)

北の事情

北朝鮮の市民を悲惨な境遇から救うというのは、先進国共通の目標になっていて(ひとつだけ同調しない国もあるけど)、いろいろ考えたあげく、経済制裁がいちばんいいだろうという結論になった。
なにしろ刃物をもった〇〇〇〇が相手だから、むやみに追いつめると、プッツンしてなにをするかわからない。
そういう情勢に追い込まないように注意しながら、相手の経済をマヒさせれば、たまりかねた国民が政権打倒の革命でも起こすだろうというのが先進国の期待。

ところが相手もしぶとい。
なかなか革命なんか起きそうもない。
おりしもスーダンではまたクーデターだ。
アフリカでは、ちょっとでも気に入らないことがあると、あっという間に政権打倒だ。
どっちがいいという問題じゃないけど、このくらい単純だとハナシが早い。
これをみただけでも、朝鮮人というのは先進国が考えるフツーの生きものじゃないようだ。
これまでじっと権力にひれ伏してきた被抑圧者としての伝統が、強力な遺伝子となって国民の性格にすりこまれているのかもしれない。

この点では同じような被抑圧の伝統のある中国のほうがマシ。
中国のことわざに、『上に政策あれば、下に対策がある』というものがある。
したたかというか、機をみて敏なるというか、中国人のほうが時節にあわせた融通がきく。
北の国民の春はまだまだ遠い。

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