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2019年4月14日 (日)

羊飼いの文明化

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BSでまたシルクロードを扱った番組が放映され、わたしにはなつかしい敦煌や張掖といった街が出てきた。
4Kカメラによる撮影だというから、シルクロードの最新報告といっていい。
このあたりは20年以上まえにわたしがうろついた場所でもあるので、興味をもって観たけど、莫高窟のあたりの風景はそれほど変わっていないようだ。
これはまあ、世界遺産をかってにいじくり、改変するわけにはいかないということだろう。
それよりも崩壊しやすい砂漠の奇景、景勝地には、尾瀬みたいにちゃんと遊歩道が作ってあって、共産党は軍備以外にもお金を使っているんだねえと思ってしまった。

おもしろかったのは砂漠で放牧をするモンゴル族の生活で、孤独なパオ(天幕)暮らしは変わらないものの、パオのまえに太陽光パネルが設置してあったこと。
砂漠では太陽は最良かつ無限のエネルギー源だから、おおいに利用すべきだけど、時代も変わったものである。
何年かまえにテレビを観ていたら、アフリカでやはり放牧生活をしているマサイ族が、携帯電話でモシモシとやっている場面が出てきた。
孤独な職業の典型だった羊飼いも、最近では放牧中にYouTubeでロシアのバレエでも鑑賞しているのかもしれない。
わたしも負けちゃおられん。

添付したのは、張掖郊外の砂漠で、正真正銘わたしが撮ったもの。
おもしろくもおかしくもない写真でありますが。

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