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2019年4月17日 (水)

日本の文化

0852

4月になると日本の花見を目的に、訪日外国人の数がどっと増えるのだそうだ。
日本人には花見なんて珍しくないし、わたしみたいにどこが楽しいのかという偏屈もいれば、世の中にたえて花見(サクラ)のなかりせばと歌った有名歌人もいる。
それで、どうでもいいことだけど、花見について考察してみた。

いったい外国の人は花見をしないのだろうか。
わたしの階下に住むロシア人なんか、奥さんの誕生日になると旦那が花を買っていて、奥さんもうれしがっているようだから、単に花を愛するだけなら彼らも日本人にひけをとるものではない。
いや、それ以上にあちらさんのほうが、花とともにある生活が身についているようだ。
日本の旦那で、奥さんの誕生日に花を買う人がいるだろうか。

外国にもフラワー・フェスティバルのようなものはあちこちにある。
タイにはお釈迦さまの花祭りがあるけど、これは神さまのもので、自分たちのためのものではない。
ベルギーには街の広場を花でカーペットにしてしまう祭りがある。
しかしこれは摘んできた花、つまり死んだ花で街を飾ろうというのだから、生きた花を愛するという日本とはちがう。

4月に大挙して訪日するほどの花見の魅力というのはなんだろう。
屋外でバーベキューをするのはロシア人も好きだし、バスケットに食べものを詰めてピクニックという文化はアメリカにもある。
でもこれも個人的な集まりの要素が大きく、みんながみんな、花の季節になると浮き足立つというものではない。

やっぱりなんだな。
これはつまり、花の下で、飲んでどんちゃん騒ぎをするってことだな。
そういう点では日本の花見は独特だ。
まだ観光客なんかひとりもいない時代から、八っあん、熊さんが自主的に野山に繰り出して、あるがままの自然を愛でるなんて祭りは外国にはないぞ。
日本人が自然を愛している証拠はほかにもゴマンとあるけど、とりあえず花見は日本のほこる伝統文化ってことで、それが結果的に外国人を引き寄せているならごちゃごちゃいうこともない。
わたしはひとりでぼんやり見てまわるほうが好きだけど。

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