中国の話題ふたつ
ここ3、4日、また頭に血がのぼりそうなウチの新聞だけど、いちいちそんなことを詳しく書いてるほどヒマじゃない。
今日は夕刊に載っていた中国関連の、あまり手間のかからない話題をふたつばかり。
ひとつは中国の漫才師が、国家をバカにしているというので炎上しているというニュース。
最近の日本もそうだけど、冗談の通じない人がますます増えているようで困るよな。
毒舌というのは本来、権力に対して行使するもので、漫才や時事漫談にしても、これのない社会批評というものはあり得ない。
中にはウチの新聞みたいに低俗な、偏執狂的意図から出たものもあるけど、スマートに相手を皮肉るなら、それはおおいにやるべきなのである。
皮肉や諧謔を禁止されたら、わたしのブログなんぞは行き場所がない。
自画自賛したところで、もうひとつの中国ネタ。
満鉄のアジア号が復元され、満州(中国の東北地方)の博物館で展示されるようになったそうだ。
わたしはそんなものにノスタルジーを感じるほど年寄りじゃないけど、かって中国に関心をもって、いろいろ勉強をしていたころ、当然ながらこの列車のことも知ることになった。
だからべつの意味で郷愁を感じることはある。
金になることなら見境のない中国人が、観光資源として活用しようとしているだけさという人もいるかもしれない。
しかし、すくなくとも彼らには、韓国人ほど日本に対して偏見はない。
わたしは最近になって「支那事変・戦跡の栞」という古い本を読んだけど、日中戦争のころでさえ、聡明な軍人ほどお互いを理解していたと思う。
添付した画像は、アジア号を知らないいまどきの若い人たちへ。
| 固定リンク | 0
「(朝日)新聞より」カテゴリの記事
- ネット朝日(2024.07.12)
- 有料記事(2023.06.05)
- 朝日の世論調査(2020.09.04)
- 朝日新聞に感謝しよう(2020.06.04)
- ウチの新聞(2020.04.02)
コメント