反骨の精神
今日の新聞の読者投稿欄に段勲という人が投稿していた。
なんでも若いころから著述業を選択したおかげで、ボーナス、退職金、貯蓄などと無縁の生活を送ってきた、年金などはじめからアテにしてないが、老後は暗澹たるものと書いている。
貧乏な子供たちに頼るわけにはいかないとか、いざとなったら住みなれたわが家を売って安アパートに越すしかないとか、いさぎよさも感じられるものの、いろいろと考えさせられる文章だ。
国の政策は弱者切り捨てだというのが文章の趣旨らしいけど、そういう国家が他国と比較すれば、世界でもまれなくらい格差の少ない社会であることを、わたしはしょっちゅう感じているので。
気になってこの人の名前を調べてみたら、どうやら創価学会を攻撃することで名をあげた反骨の著述家らしい。
やれやれ。
社会の常識に杭を打ち、権力に歯向かう生き方はむずかしいものだ。
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