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2019年7月 3日 (水)

また粛清

今朝はまた、部屋にあった本をヒモでくくって、ゴミとして出した。
皮肉なものでその中に、紀田順一郎さんの「蔵書一代」という本があった。
まだ2年くらいまえに買ったハードカバーの新刊本である。
最近のわたしは本を整理しているくらいだから、あまり新しい本は買わないようにしてるんだけど、これは例外だった。

内容は歳をとって、それまでの家からもっと手狭な部屋に越すことになった著者が、部屋にあった3万冊もの本を処分せざるを得なくなった、その顛末を書いたものである。
ひとくちに3万冊というけど、これは一般的なスチール製本棚にして何個分という記述などを読むと、部屋がミリミリと音を立ててきしむような気がする。

おもしろいから一読をお薦めするけど、ここでは手垢のついた本と別れねばならない、愛書家に共通した悲哀を感じてもらえればいい。

それにしてもゴミとして出したなんていったんでは、著者に失礼だ。
せめて古本屋に出したというほうが気がきいている。
でもわたしってそんなにマメじゃないし、冊数も多くないから、へたすりゃ古本屋に持っていくだけで足が出てしまうだろう。
出した本の中には、高価ではないけど、東洋文庫のように人によっては価値のあるものもあった。
おそらくゴミ収集業者が小躍りして、わたしの代わりに古本屋に持っていったに違いない。
紀田さん、ご安心を。

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