対応
韓国で日本製品に対して不買運動が起こっているそうである。
そうであると呑気な表現を使うのは、これがあまり日本に対して効果的な圧力になっているとは思えないからだ。
よい品物が売れるという、資本主義のもとでは当たり前の現象が起きているだけで、むしろ選択肢を奪われている韓国人が気のドクなくらい。
相手がそうしたいというのだから、ここはまあ、好きにやっとくれということで、話は変わるけど。
かってトヨタがリコール問題でアメリカから因縁をつけられたことがある。
この問題はアメリカ中に飛び火し、なにしろ相手は最大のお得意さんであるアメリカだから、トヨタとしては社運を賭け、豊田章男社長がみずから米国に乗り込んで、沈静化を図らないわけにはいかなかった。
それに比べればユニクロにせよビール会社にせよ、今回の不買運動は韓国というコップのなかの嵐だ。
このていどでビビっているようでは、このグローバル社会で生き残れない。
どこかの国が不買運動をしかけてくることは、これからも考えられるのだから、そうしたことを想定して、つねに進出先を複数用意しておき、一国の不買くらいで動じない備えが大切だ。
うん、わたしって企業のコンサルタントも務まりそう。
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