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2019年8月 6日 (火)

表現の自由

0867

飼い主の夫婦が、ひとりはロシアに帰国、もうひとりは病気で入院して、またワンちゃんの散歩と食事を仰せつかった。
ウレシイ。

「あいちトリエンナーレ」の展示物が途中で展示中止になったことについて、朝日新聞が総力を挙げて苦情をいっている(今日の朝刊を見ると)。
わたしも表現の自由についてはやかましいつもりだけど、今回の場合は(今回の場合も)とてもウチの新聞の味方はできない。
だいたい国が公開を禁止したりすると、かならず表現の自由をふりまわす個人・団体がいるけど、中身を精査しないで文句をいうのはやめてほしいやね。

なにがそんな騒ぎになっているんだと思ったら、問題の展示物というのが、そもそも朝日新聞が火をつけた慰安婦の像だという。
ほかの新聞はともかく、朝日新聞は“慰安婦”という言葉を禁句と考えて、いっさいこの件には関わらないでもらいたいね。
それが捏造についての真摯な謝罪だと思うし、表現の自由が侵されていないことは、この新聞がいまだに存続しているだけで、立派に証明できるではないか。

わたしは芸術について厳格な人間であると、勝手に自称しているけど、慰安婦像というのは具象化すぎて、しかも手作りではなく、型押しした大量生産品のようだから、ぜんぜん芸術だとは思わない。
それでも、たとえばこれが広い野原に整然と並べられていたら、これはコワイ。
反日国の同じプロパガンダとしてやるなら、そうしてみたらどうだろう、ただし国の補助なんかもらわずに。

もうひとつの問題の展示物というのは、昭和天皇の顔写真に火をつけるものだそうだ。
これはちょっとひどすぎる。
たとえばアメリカの公共施設が、アメリカ国旗に火をつけるパフォーマンスをしても、米国民がだまっているだろうか。
その国の象徴に火をつけるというのは、れっきとした挑発行為であり、とても芸術だのなんのという詭弁でごまかせるものではない。
とにかく朝日新聞が擁護するものは、ハナっから逆の見方をするのが正解だという法則の、みごとな適用例だ。

それでもわたしはかろうじて表現の自由のために発言しようと思う。
やりたければ自分の金で、どこかの広場か、海岸でも借り切ってやればよい。
それならわたしもヒマがあれば観に行くかもしれない。

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