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2019年11月14日 (木)

むかしの中国

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4K版の「シルクロード」というテレビ番組。
これは40年もまえの映像を無理やりデジタル変換したもので、現代のデジタル映像を見慣れた者には、どうしても画質がイマイチ。
というわけで、あらためて観ようという気になれなかったんだけど、なにしろ
40年まえだから、その資料的価値が気になって、最近シリーズの録画を始めた(うちのテレビは4Kではないから、2Kに再変換されたものらしい)。

先日放映された分に、蘭州や武威、張液といった、わたしの行ったことのある街が出てきた。
いやもう、隔世の感がする。
この映像のなかの人々は、男も女もみんな紅衛兵のような模範的な人民服スタイルばかりで、鉄道列車もわたしが乗ったことのあるグリーン塗装の無骨なものではないか。
中国という国は、この
40年のあいだに過去から未来へ、タイムマシンでいっきに飛び越えたような気がする。

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わたしが初めて「シルクロード」に出かけたのは1997年のことだから、NHKがこのシリーズを取材してから18年後のこと。
そしてそれからさらに
20年以上が経過した。
わたしが見た中国は、ちょうど過去と未来の境界にかかる橋を渡っていたところなんだなあと、あらためて感慨がしきり。

添付したのはすべて97年ごろの中国にて。

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