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2019年12月22日 (日)

翻訳エンジンの続き

英語にかぎらず、いまはパソコンで、フランス語、ロシア語、中国語、韓国語など、たいていの国の言語を翻訳できることがわかった。
だから日本語で書かれてないウィキペディアのページや、気になる外国の新聞記事などを見つけたとき、それを丸ごと翻訳するのはむずかしくない。
学生時代のように、英語辞書と首っ引きで翻訳してられるほどわたしはヒマじゃないので、ほんとうにいい時代になったと思う。

わたしがつぎに考えているのが、YouTube の翻訳ということだ。
ロシア人のアシヤやブリンチクみたいに日本語で話すユーチューバーもいないことはないけど、大部分のユーチューバーはそこまで親切じゃない。
たとえば
YouTube の優等生 Only ln Japan のジョン・ドーブ君も、話すのは英語オンリーだ。
そこに日本の刃物の街を訪ねたとか、盆栽についてなんて映像があると、日本人のわたしとしてはどんなことをいってるのか知りたい。
映像を観ているだけでおおよその察しはつくけど、わがままなわたしは一言一句まで知りたいのである。

最近では音声の翻訳エンジンもあるくらいだから、じっさいに YouTube にも、かなりいいかげんだけど、同時通訳で字幕が表示できるものもある。
Only in Japan
の映像は、もともと外国人に日本のことを紹介するのが目的だから、字幕といっても英語で、日本人が日本語で話す部分だけ英語に翻訳される。
この字幕は完璧だけど、編集の時点であとから挿入されるもので、同時通訳ではあるまい。

YouTube の大半を占めるのは、しろうとが撮った映像だから、あとからいちいち字幕を入れるようなことはしていられないはずだ。
ここはどうしても会話を同時通訳してくれる翻訳エンジンが欲しくなる。
残念なことに、英語でペラペラしゃべっていることを、その場で正確に英語に訳してくれる翻訳エンジンはまだないようだ。
ウィキペディアや外国の新聞サイトは、じっとしてるページを翻訳するだけだから楽だけど、流れる会話を追っかけて翻訳するのはまだむずかしいのだろう。

わたしは映像をいったんパソコンに取り込んでから、それを何度も繰り返して音声翻訳に聞かせるということをしたことがある。
しかしわたしみたいに興味の対象がつぎつぎにあらわれる人間には、まだるっこしくてとてもやっていられない。
早口でなまりのあるどんな国のセリフでも、発声と同時に日本語字幕をつけてくれる翻訳エンジンの登場が待たれるけど、早くしてくれないと、わたしはまたしても乗り遅れてしまうではないか。

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