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2019年12月20日 (金)

見舞い

天気のいい日はなにをするか。
わたしの場合、また散歩でしょという人がいるかもしれない。
今日はめずらしく他人の病気見舞いだ。
知り合いが脳梗塞で倒れたというので、見舞いに行くことにしたのだ。

バスと列車を乗り継ぎ、もよりの駅から20分ほど歩いて病院へ。
わたしはまだまだ歩くのが好きである。
まして外は好天で、
12月とは思えないほど暖かい日だった。

患者についてあまり詳しいことは書かないけど、栄枯盛衰は世の習い、彼はかっては体育会の猛者として、地まわりのヤクザをもビビらせた頑健コワモテの、このブログにも何度か登場した大先輩である。
そういう人がベッドに横たわり、カゴに入れられたシャモのように、病室の窓から外を眺めている姿には同情を禁じ得ない。

仰向けのまま、オレやせたかと訊くから、そうでもありませんね。ただ、いくらかトシをとったみたいだけどと答える。
病室はエアコンの調整を間違えているんじゃないかと思えるほど暑い。

知り合いといっても、普段から親分子分みたいに気さくに話し合っている相手ではないから、そのうち口べたなわたしは話すことがなくなってしまった。
頑張ってリハビリをして、また旅行に行きましょうと言いおいて、帰ることにした。

日ごろヒトのわるいことばかりいってるから、からかいに来たんだろうと思われかねないけど、わたしが殊勝な態度で見舞いに行くのは、自分の運命と向かい合うためなのだ。
大先輩の場合は一軒家に息子夫婦と同居だから、ほんとうに案じるべきはわたしのほうなのである。
いったい自分はいつまで生きればいいのかって。

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