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2020年1月22日 (水)

バレエ・リュス

Ng2

ヒマなときは手間のかかる本を読むのがいい。
それがおもしろければなおさらいい。
むふむふむふと感心していれば、退屈な冬の夜もアッという間に明ける。
というわけで図書館から借りてきたのが「バレエ・リュス/その魅力のすべて」という本。
ハードカバーでけっこう厚い本だから、そういう点でもヒマつぶしにはもってこい。

バレエ・リュスというのは、ニジンスキーを擁して、ヨーロッパに衝撃を与えた伝説のバレエ団のことである。
最近バレエの話題が少ないけど、わたしの興味がうすれたわけじゃない。
わたしの審美眼はいよいよ研ぎ澄まされ、バレエに対するいちゃもんもいよいよ熱を帯び、こういう本を読んでいちゃもんのネタを追求すること急なのである。

この本の全容を語るには、読み始めたばかりなので、まだ早い。
でも第3章にナタリア・ゴンチャロワという人名が出てきた。
これってアレじゃん。
わたしが2度目のロシアに行ったとき、新トレチャコフ美術館で展覧会をしていた人じゃないか。

そのときはまったく初めて知った名前だったので、経歴もなにもわからなかったけど、今回借りてきた本によると、彼女については第5章に詳しいとある。
そこで4章をすっ飛ばしてゴンチャロワさんの記述に飛んだ。
まえに行ったりうしろにもどったり、こういう読み方はわたしの場合よくあることだ。
結果がわかったらお終いというミステリーを読んでいるわけじゃないんだから。

というわけで、ゴンチャロワさんについていくらか詳しくなったものの、じつは彼女についてはウィキペディアにも記述があった。
ウィキペディアの記述は英語版のほうが詳しいので、興味のある人は、例のグーグルの丸ごと翻訳で全文を読んでみるヨロシ。
そのページへリンクを張ってもいいんだけど、そんな親切をしたって、読もうという人はいないに決まっているからやらない。

ここに紹介した絵は、彼女がバレエ・リュスのためにデザインした衣装で、アバンギャルドの旗手の面目躍如といったところ。
どこがアバンギャルドだという人は、彼女が
1920年代ごろに活躍したロシア人であることを理解してほしい。

深夜にひとりぼっちで、本を読んだり映像をあさったりしていると、とりとめのない関心事項が生じ、それをパソコンでリレー式に追求していると、思いもかけないところから新しい知識が出てくる場合もあるものだ。
そんな知識のほとんどは生活の足しにはならんけど、ヒマつぶしにはなるし、なんとなくこころが豊かになったような気はする。

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