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2020年2月22日 (土)

友あり遠方より

0909

わたしには僧侶になった友人がふたりいる。
ふたりとも遠方に住んでいるので、現在は新年の挨拶ていどの付き合いしかないものの、わたしにとって異色の友人ということになるだろう。
このうちのひとりから、つい最近、手紙と「観自在」というお寺の会報が送られてきた。
檀家でも信徒でもないわたしにとっては身にあまる光栄、ってことはないけど、彼がわたしを忘れてないというだけでウレシイ。

彼は若いころの一時期、わたしと同じ会社で働いていた。
なんでも実家の寺院は弟さんが継いでいたそうだけど、そのうち郷里から呼び戻されて、彼も同郷の、名刹といっていい寺院を継ぐことになった。
彼と最後に会ったのは、彼の結婚式に参列するため、その郷里にまで行ったときだから・・・・・なんと、35 年まえということになる。

その後、彼はつれあいをなくすような不幸にみまわれたりしたけど、もともと誰からも好かれるようなおおらかな性格の持ち主だったから、その地方の仏法界の重鎮として立派に活躍していたものと思う。
これも仏縁なのかどうか、わたしは彼と、それこそ年にいちどの文通だけど、年賀状でほそぼそと交流を保っていたのである。
今年の正月に、わたしもトシだし、いいかげん年賀状をやめるつもりの手紙を書いたら、彼のほうからもひさしぶりの近況報告が送られてきたというわけだ。

坊さんというと固い商売に思われるかもしれないけど、手紙ではけっこう本音でべらべら喋っているところがあり、仏法界のウラ話みたいなのが聞けておもしろい。
最近は家族葬がメインになり、直葬システムが身近にせまっていると、ネット通販に押される地方のデパートみたいな悩みも書いてある。
いずこも同じだねえ。

ほかにも新しい交際相手がいますなんて、坊さんがそんなことでいいのかということも書いてあった。
うん、いんでないの、楽しいほうが。
ろくに人生も知らない人間にご高説を垂れてもらいたくないし。
だんだん生臭管主の今東光さんみたくなるな。

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