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2020年2月 3日 (月)

医療費

ロシア人のユーチューバー、ユーリャさんが日本の医療システムについて文句を言っている。
本人は必要ないと思っているのに、日本の医者は薬をあまりにもたくさん出しすぎるというのだ。
これは日本人のあいだでもよく問題になることなので、わたしが代わって美しいユーリャさんに説明してあげよう。

じつはわたしも血圧が高いそうで、仕方がないから月にいちどは病院に行く。
わたし自身は、もう10年以上も血圧の高止まりが続いていて、それでも最近まで薬とまったく無縁な生活を続けていたのだから、近代医療のいいかげんさの生き証人みたいなものだ。

病院に行くと、わたしの場合血圧だけだからそれほどもないけど、1カ月分の薬をくれる。
もちろんタダではなく、個人負担である。
年金生活者としては安くない。
でも、考えてみよう。

医者というものは、その気になればいくらでも稼げるものである。
なにしろ人間の命をにぎっているわけだから、命の惜しい人間にいくらふっかけようが相手は逆らうわけにいかない。
現にアメリカあたりでは、医者が保険会社、製薬業界などと結託して思いきり儲けている。
日本ではそういうことができないように、法律が医者をがんじがらめに縛っている。
縛られた医者としては、合法的に儲けようと思ったら薬を乱発するのがいちばん手っ取り早い。

ケシカランという人もいるだろう。
しかし医者だって商売なのだから儲けがなければやっていけない。
ましてその地位にのぼりつめるためには、出費も大きいのだ。
そういう点を理解したうえで、うーんと考えてみよう。

病院や医者がこの世に存在しなかったら、困るのはだれだろう。
腹が立つだろうけど、国民皆保険や高度の医療設備のある日本の医療費はまだ安いほうだ。
どうしても要らないという人は、わたしみたいにもらった薬の大半を捨ててしまえばいいだけだ。
一見ムダに見えても、みんなが幸福になるための必要経費だと思えばよろしい。
お寺の坊さんなども不合理のきわみといっていい職業だけど、それを必要とする人は確実にいる。
だいたい、墓なんかいらねえといえる人はいても、医者なんかいらねえといえる人が、イマスカ?

だから美しくて聡明なユーリャさんも、日本のそういう事情を察してほしかった。
ま、あまり極端な場合は、医者を選ぶ権利は患者のほうにあるわけだしね。

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