デジタル化
YouTube で音楽映像を漁っているうち、たまたま以前このブログでも取り上げたことのある、レイ・チャールズのライブ映像に行き当たった。
スタジオでテレビ番組のために収録された What'd I Say で、わたしは以前のときには画質は最悪だけどと書いた。
ところが同じ映像をまた観て、いっしゅん目を疑った。
画質がはっきりわかるくらい鮮明になっているのである。
これはダビングを何度も繰り返して劣化した映像と、オリジナル映像の差だろうという人がいるかもしれない。
そういうことを否定はしないけど、それよりもわたしは最新のデジタル技術で加工復元された映像なんじゃないかと思う。
オリジナルといっても、もともとは1960年代半ばごろの、未熟なテレビカメラで撮影された映像のようだし、きれいな映像が存在するなら、もっと早くわたしの目にとまっていただろう。
現在のデジタル技術というのは、もはやわたしの世代をおいてけぼりにするほどめざましい。
それが映画の世界で初めて活用されはじめたころ、これでは俳優は失業するという悲鳴が聞こえたけど、もうすでにCGで描かれた俳優が、ぜんぜん違和感なしに活躍する映画もあるくらいだ。
ぼけた映像をシャープにするくらいお手のものにちがいない。
まあ、デジタルかアナログかの問題はどうでもよくて、過去の不鮮明な映像を現在の技術でよみがえらすというのはいいことだ。
それが歴史的な映像であれば、個人的アーカイブスとして、だれでも自分のパソコンに保存できるというのもうれしい。
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