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2020年4月 4日 (土)

夢と希望

わたしの引越し先について、聞こえてくる情報によると、わたしが住むはずの団地は、わたしの知り合いの間でも有名な、年金老人たちの溜まり場であるらしい。
つまり人生の吹き溜りで、日本ではアメリカほど格差はひどくないし、治安が行き届いているから、暴行・麻薬・レイプが続発することはないけど、一歩まちがえば貧民の集結するスラムになりかねないところのようだ。

でもわたしが見てきたかぎりでは、建物こそボロだけど、室内はまあまあキレイ、まわりの環境もシバザクラの植った花壇などがあって、けっしてわるくない。
若いころ好き勝手やってきたわたしには贅沢すぎる住まいといっていい(そのうち新しい環境についても写真つきで報告しよう)。

思うのは、世間には結婚して家を建て、子供を育てることが人生の最大かつ最終目標であると考えている人が、ひじょうに多いということである。
それはもちろん正しい。
しかしわたしのように半人前の人間で、過酷な競争社会を生き抜く自信のない者はどうなるのか。
まともな人生に拒否感を持ち、若いころ外国を見てまわりたいという、まともでない生き方を選択した者はどうなるのか。

苦労して家や家族を維持してきた人間は、アリとキリギリスのたとえを持ち出して、ざまみろというまなざしでわたしを見るだろうけど、それは仕方がない。
わたしは見栄なんてものをすっきりわきに投げ捨てて、外国へ行ってもホテルの外観や食事なんかぜんぜん気にしない男だ(どうせひきこもりなんだし)。
まわりの環境なんか気にせずに、今度は新しい住まいからブログを発信し、近所のじいさんばあさんを集めてパソコン教室を主催し、新しいロフト文化の担い手になるか。

そう思って、それでも気になるから、このあいだ様子を見にいったとき、ベランダからとなりの部屋をうかがってみた。
建物はボロでも気にしないけど、隣人の性格は気になるのである。
すると、ゴミ屋敷とまではいかないものの、どうもそうとうにだらしないじいさんが住んでいるようだった。
もっともわたしも威勢がいいのは最初だけで、そのうち整理整頓をしなくなりそうだから、わたしらの部屋は近所でも有名な風狂コンビってことになるかも。

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