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2020年4月11日 (土)

中国のナウ

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人間というのはなかなかかんたんに方向転換できないものだ。
だから共産党の人たちは古いマルクス理論にしがみつき、リベラルのはずの朝日新聞は保守的な考えに囚われる。
1020年まえならいざ知らず、60年、70年まえというと、もはや歴史の一部であるがごとく、時代の変化はめまぐるしいのだから、いつまでもひとつの考えにとらわれているのはマズイと思う。

中国は遅れていると思っている人がいないだろうか。
たしかに、わたしが
30年ほどまえ初めて中国に出かけたころは、上海のような大都市でさえ、戸口におまるが干してあるのを見たくらいだ。
そのときいっしょに中国に出かけた知り合いは、いまだに中国はダメだ、遅れているといい続けている。
これはおそるべき頑迷な、ステレオタイプの考えではないか。

最近では欲しい品物をメーカーに注文すると、それがいまどこにあるかネットで検索できる場合が多い。
パソコンを注文したのになかなか届かないので、調べてみたら、いまベトナムから船便で日本に向かってますなんてことがわかったこともあった。
こういうシステムはもはや先進国ではふつうのことらしい。

わたしにマスクを送ってくれるという中国人の知り合いは、しょっちゅうこういう追跡調査をしていて、送ったはずのマスクがまだ北京空港に停め置かれていることを知ったのだそうだ。
日本に比べるとはるかに広大な中国のことだから、物流システムはもはや日本と大差ないところまで来てるといっていい。

ちなみに添付した画像は相手が送ってきたもので、わたしの住んでいる家の場所地図。
中国ではグーグルは厳禁と聞いたけど、アドレスがわかれば地図も表示できるという、中国にもグーグルマップみたいなものがあるようだ。
こんなものに感心しているようじゃ、わたしもステレオタイプのひとりか。

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