憐みを
どうしようもないな。
定年延長の問題でいま渦中にあるはずの検察幹部が、賭け事をして辞職に追い込まれるという事件。
この時局に当の本人が、こともあろうに新聞記者と、それも朝日新聞の記者も含めたメンバーと賭けマージャンとは。
そもそも、そこまで賭け事の好きな人物が検察幹部だなんて、ちょっと理解しにくい。
豪快で太っ腹な人物だったのかもしれないけど、たれ込まれて、いっしゅん彼の顔は青ざめただろう。
同時にこればっかりは弁解の余地がないことも悟っただろう。
ゴルフや宴席ならまだしも、賭けマージャンなんて、法を施行する側の人間がやることじゃない。
でも、彼の弁護するわけじゃないけど、わたしは同情してしまう。
先日も営業自粛をしないパチンコ屋を、営業停止にしろという騒ぎがあった。
これだってパチンコ屋ばかりを責める気にはなれない。
わたしの周辺にもいるんだけど、世の中には休みになると、パチンコぐらいしかやることがないという人間がたくさんいる。
賭け事をいっさいやらない聖人君子ばかりで社会は成り立っているわけじゃない。
他人への思いやりがすこしでもあるなら、休日に日がな一日パチンコという人に対しても、同情が必要じゃないか。
思わぬ不覚をとったこの検察幹部さんも、せっかく最高学府を出ていながら、文学や芸術に関心がないという、気のドクな人物だったのではないか。
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