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2020年10月19日 (月)

香港の問題

Honkong

昨夜は香港の民主化運動をあつかったNHK特集を見ていた。
一時は中国の横暴だって盛り上がった騒動だけど、ここんところ沈静化しちゃって、これではイカンとNHKは、無理やり問題を深刻化しているように感じた。

そもそもは、中国が香港の民主化を認めないというので、怒った若者たちが立ち上がった運動なんだけど、肝心の香港人がかならずしも一枚岩であるようには思えなかった。
とくに年寄りと若者の断絶がはげしいようだ。
わたしなんかからしたって、現在の中国がそれほどひどい国には見えないんだけど・・・・
と、ここまで書いて、ふと気になって調べてみたら、天安門事件て、もう30年もまえのこと、香港返還もすでに20数年まえのことだった。
これでは韓国のように、歴史に無知な若者がどんどん増えてもおかしくない。

香港人というのはそのほとんどが、大陸からの亡命者といっていい。
だから、毛沢東時代の中国を知っている年寄りからすれば、香港は十分に民主化されているじゃないかということになり、最近の国際情勢しか知らない若者からすれば、いや、共産党は一党独裁でケシカラン体制だということになる。

番組の最初のほうに、棍棒や盾でデモ隊に暴力をふるう警官隊が出てきた。
これはヒドイ、やっぱり中国政府の暴力団的体質はなおってないのかと思ってしまう。
しかしよく見ると、この警官の制服はかなりいいかげんで、これはまだ大陸の機動隊が乗り出してくるまえの、香港警察だけの鎮圧隊だったようだ。
とりあえずボコボコににしちまえというのはかっての中国のやり方だったけど、現在はネットはあるし、暴力もほどほどにしないと世界中が注目しているのだ。
やりたくってもそう簡単に実力行使のできない時代なのである。

これでは歯がゆいと思ったがどうか、そのうち共産党政府は大陸から大量の機動隊を送り込んできた。
こちらは装備も本格的で、ひじょうに統制がとれている印象。
たちまち機関銃が火を吹き、戦車が乗り出して、現場は血の海かと思ったら、うーん、どうも中国の機動隊って日本のそれを見習ったのではないか。
アメリカなんかと比べてもずっとソフトな印象で、すみません、コロナが危険なので、4人以上で集会は禁止ですって、これがあの中国警察かってなもん。
しょっぴくさいの言葉遣いも丁寧だし、周りにマスコミの記者、カメラマンもうろうろしているのだ。

香港人を敵にまわしたくない中国政府は、徹底的に日本式でいけと厳命したのもしれない。
なかには本気でやっているデモ隊もいたみたいだけど、日本だって沖縄の基地周辺に行けば、デモ隊なのか暴力団なのかわからんのがウヨウヨいるらしいし、どっちが先に手を出したのか迷うところもある。
処刑された逮捕者がいないばかりか、民主の女神とされた周庭ちゃんだって、わたしの見立てどおり、逮捕の翌日には釈放だ。
彼女はまだこりずに運動を続けるといっているくらいだから、とても拷問や洗脳をされたとは思えない。
NHKのナレーションは必死で香港の悲劇を強調し、同情をあおっていたけど、疑り深いわたしには、みんな和気あいあいとやっているみたいで、緊迫感皆無の、なんか脱力しちゃう番組だったなあ。

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