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2020年10月30日 (金)

捏造の気分

K001b

中国が朝鮮戦争の原因は、南朝鮮(韓国)の北朝鮮侵略が原因だといいだして、捏造だと韓国民の反発をくらっているそうだ。
日ごろ韓国の捏造に頭をいためている日本人としては、捏造される気分がどんなものか、韓国にわかってもらうために、ここは中国の言い分に耳をかたむけてみよう。

朝鮮戦争は北朝鮮の金日成によって仕掛けられた、統一のための侵略戦争だというのが、おおかたの日本人の認識だろう。
日本人だけではなく、西側諸国の共通認識でもある。
金日成はソ連、中国の支援を受けていたから、これは共産陣営の民主主義国侵略ともいえる。
ただし、これすべてこちら側の論理だということに注意。

戦争が始まった直後の北朝鮮は威勢がよかった。
あっという間に韓国全土をほぼ手中におさめ、西側連合軍(国連軍)を海にたたき落とす寸前だったけど、マッカーサーの仁川上陸という奇襲によって、形勢が逆転。
こんどは北が中国との国境まで追いつめられた。

さてこれからが問題だ。
ここまで中国の正規軍は参戦していない。
中国はこの戦争は朝鮮国内の内戦であって、国同士の戦争ではないといってるそうたけど、これに反論できる人はいるだろうか。
韓国と北朝鮮がべつべつの、独立した国家だったというなら、現在の文在寅大統領サンが、しきりに同胞を強調し、統一統一と叫ぶのはなぜだろう。

中国からすれば、となりの国で内戦がはじまって、ほうっておけば自分も火の粉をあびて火傷をする。
仕方がないから同じ共産体制の北朝鮮の応援をしたんだといえば、そうじゃないといえる人がどのくらいいるだろう。

そんなことはない、当時の北朝鮮はソ連や中国に後押しされた、かいらい国家のようなものだったから、中国が最初から侵略してきたのと同じではないかという人がいるかもしれない。
しかし、そんなことをいえば当時の韓国だってエラそうなことはいえない。
当時の韓国は(日本を含めた)西側の支援がなければ、とても立ち行かない国だったのだ。
これでも朝鮮戦争は、似たもの同士がはじめたうちわ揉めだったといえないだろうか。

国連軍が北朝鮮を中国との国境まで追いつめたとき、とつぜん中国軍が参戦する。
これでまた形勢逆転、北は国連軍を38度線まで押し返し、戦線が膠着状態になって、休戦が成立する。
こうやって一進一退の戦争だったけど、中国からみれば、いやいやながら巻き込まれた戦争だったといえないこともない、あくまで中国からみれば。

でももう70年もまえの戦争だ。
日本人はそんなむかしの戦争についてゴタゴタいわないし、わたしにかぎれば、たまには捏造される側のやりきれなさも体験してみんさいとしかいわないのだ。

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