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2020年12月21日 (月)

ジェニーの肖像

ディジー・ガレスピーという人がいた。
あ、知ってる、知ってるという人がいたら、その人もわたしといっしょで、棺桶に片足つっこんだ人だ、気のドクな。
パーカー、ミンガス、モンク、ブレイキー、マイルスなどと同様、バップと呼ばれた英雄たちの時代をしょって立っていた伝説的なジャズメンのひとりなのだ。
木の実をいっぱいにほおばったリスみたいに、ほっぺをまん丸くふくらませで、あさっての方向を向いたトランペットを、豪快に吹き鳴らす彼のことを覚えている人も、ん、もうだいぶあの世行きになっただろうな。

ただ、どっちかというと陽気でネアカなタイプ。
深刻な顔をしたジャズメンが好きな日本では、マイルスやモンクのうしろに隠れがち。
わたしもそうで、ウツの状態のときには聴く気がしなかったって人だ。

2、3日まえにYouTubeを聴いていたら、なんの因果か、たぶんほかの関連項目からたどって来たんだろうけど、「ジェニーの肖像」という彼のアルバムが引っかかった。
その冒頭の演奏が、彼にしてはえらいスローテンポで、叙情的な曲で、目のまえのウロコが落ちたよう。
ああ、またひとつ、生きているあいだに聴けてよかったという曲を発見。
今夜もこれから朝までパソコン三昧だから、またそういう曲を知ることになるかも。
しみじみと、生きていてよかった。

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