火星探査機
火星に探査機が着陸して、これから生命の痕跡を探るという。
またわたしの個人的考えをひとつ。
あくまで個人的なSF的考えだからね。
火星には液体の流れた跡がある。
これは間違いのない事実で、かっての火星はその気象条件下で、流動性のある物質が豊富な惑星だったのだ。
フツーに考えると、これは水である可能性がいちばん高い。
地球の生命は海で誕生したことからわかるように、水がない場所では生命は誕生しないのだから、火星だっていちどは生命が誕生しても不思議じゃない。
そこにいちどでも生命が誕生したのなら、現在の火星はそれが十分に生きのびることのできる条件を備えている。
地球には火星と同じくらい低温でも生きられる生命が存在するし、しだいに水が失われたとすれば、水が不足しても生きられるよう進化した生物がいるかもしれない。
逆に考えれば、いったん生まれた生命を、完璧に消し去ることのほうがむずかしいくらいなのだ。
しかしこれまでの観測では、生命の痕跡は発見できてない。
ひょっとすると火星の生命というのは、弱肉強食も生存競争もない世界で、ひっそりと岩かげにでも生きている究極のひきこもり生物なのかもしれない。
生存競争がなくて生きている生物がいるとしたら、それは人間にとってとてつもないカルチャーショックだけど、そういう実例を見せつけられても、人間の残忍な拡張主義は止まることを知らないだろう。
人間よ、もうよせ、こんなことは。
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