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2021年2月14日 (日)

変心

いま「帝国の慰安婦」という本を読んでいるところだけど、最初の20ページを読んだだけで頭に血が上ったと書いた。
最初のほうに千田夏光というジャーナリストの本からの引用があるんだけど、彼について調べてみたら、間違いや誤解を指摘されているジャーナリストということがわかったので、あ、やっぱり自分の主張の正しさを証明するために、都合のいい本ばかりを選んでいるんじゃないかと思ったのである。

しかし読み進んでいくうち、わたしの最初の感想はまるっきり的はずれであることがわかってきた。
この本に書かれていることは、日本人が韓国人にわかってもらいたいと考えていることばかりではないか。
日本人からすると反発を感じる部分もあるけど、著者の朴裕河という大学教授さん(女史)にすれば、現在の韓国でどうどうと発言できる、これがぎりぎりの線だったのだろう。
というわけで、この本に対するわたしの評価はどんどん変わっていき、いまでは好感度が嫌感度を凌駕するまでになった。
なにも日本人にとって都合のいいことが書いてあるからいうわけじゃなく、慰安婦の実態がどんなものだったか、よくわかる本だと思うからである。
詳しいことは、まだ全部読み終わったわけじゃないので、そのうちあらためて書こう。

あ、ひとこと。
この本は朝日新聞社が翻訳権を取得して出版した本である。
捏造してまで日本をおとしめた朝日だけど、そこがこういう本を出すってことは、うーん、罪滅ぼしか、方針転換か、わからん!

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