間をもたせる
ポール・セローの「大地中海旅行」という本をなぞり、わたしもストリートビューで行った先を見て歩こうという試みをしているところだけど、この紀行記にはあちこちで他の本からの文章が引用されている。
参考のために、そういうものも可能なかぎり読んでみようと思う。
旅はイスラエルまで来て、ここではパレスチナ人の作家エミール・ハビビの「悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事」という、長ったらしいタイトルの本が引用されていた。
この本はわたしの住む市内の図書館に置いてあるんだけど、あいにくその図書館がいま改修工事で閉鎖中だ。
図書館はひとつだけじゃないから、本をべつの図書館に回送してもらえないかと問い合わせてみたら、まもなく改修工事を終えて新装オープンなので、本を倉庫から出して並べるのに忙しく、そういうことは承っておりませんときた。
新装オープンはあさってだという。
急ぐんだけどとわがままいっても仕方がない。
とりあえずその本を読むのはあさって以降、ブログで地中海旅行の続きを書くのはさらにそのあとになりますとことわっておき、そのあいだまた歌で間を持たせておく。
らんまんと屍人の霊気吐くがごと
墓地の桜のただただ白き
あいかわらずヒトがわるいね。
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