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2021年3月11日 (木)

あの日

早いねえ、あれから10年か。
その後の節目節目でも何度か書いてきたけど、東日本大震災。
そのときわたしは何をしていたか。
震災発生時は部屋でブログ・ネタをひねくっていた。
揺れにおどろいてベランダに出ると、階下に住むロシア人の若いのが、はだしで庭に飛び出していた(彼は原発事故あと、しばらく関西のほうに雲隠れした)。

わたしは1カ月半ほどして現地の惨状を見に行った。
いろいろ思うことはあったけど、無神論がますます強固になっただけだった。
災害や死は人を選ばない。
信心深い人もそうでない人も、金持ちも貧乏人も、若い人も年寄りも、男も女も、まったく関係なくランダムに死神に迎えられる。
いったい人間というのはなんなのか、生きるということはどういうことなのか、という疑問は10年経っても解決していない。

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