音楽の友
今日は借りている本の返却に図書館へ行ってきた。
帰りがけに見ると、玄関先に雑誌が並べてあって、ご自由にお持ち帰り下さいとある。
賞味期限の切れた雑誌をそうやってリサイクルしているらしい。
おおかたは料理や園芸、囲碁などの月刊誌で、わたしの興味の対象外だったけど、そのなかに「音楽の友」というクラシックの専門誌があった。
これまで本屋で買ったことはいちどもないけれど、わたしはクラシックならぜんぜん興味がないわけじゃない。
ヒマつぶしにはなるんじゃないかと、そいつを頂いてきた。
帰宅してさらりと一瞥してみた。
本気で読もうという気にはなれないけど、ヒマつぶしなら目の離せない記事がたくさんあって、とくに音楽家の生い立ちやウラ話のようなもの、歴史に関わるものはおもしろかった。
そんな中に画家のクリムトと、ベートーベンの関係について論じた記事があって、そこで「ベートーベン・フリーズ」という絵が紹介されていた。
これってアレじゃん。
わたしが上野の美術館で観たことのあるでっかい壁画じゃないか。
そのとき美術館にあったものは実物大のレプリカだったけど、このブログでマンガみたいな絵だなと、ほめたのかけなしたのかわからん批評(私評?)をしたことがある。
そういえば頂いてきた本は、ナンバーを確認したら2年まえのものだった。
添付した画像は、クリムトと関連してもうひとりのグスタフである音楽家のマーラーについて書かれた記事があり、マーラーの奥さんは魔性のオンナであると書いてあったので、どんな顔をしてるのかと検索してみたもの。
グスタフ・クリムトもグスタフ・マーラーも、50代になったばかりで死んだのに、彼女は85まで生きて、男をとっかえひっかえ数々の浮名を流したという。
まえにロシアのバレリーナ、マチルダ・クシェシンスカヤのときにも書いたけど、この時代の上流階級のオンナの人って、そういうものだったのよね。
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