デタラメ
ユニクロがまた災難だ。
いや、韓国がらみじゃない。
今度は新疆ウイグル自治区で、ウイグル人を搾取するその片棒を担いでいるのがケシカランと、フランス当局あたりからにらまれているらしい。
つまり、いまの新疆では、かってのに日本の女工哀史みたいな過酷な奴隷労働が行われていて、ユニクロの製品はそうした状況のうえに製造されているのだそうだ。
というニュースが昨日の昼に流れていた。
おもしろいのはこのニュースの背後に、ふだんのままの新疆の映像が流れていたこと。
にぎやかな通りの歩道にずらりとオートバイが停められ、たくさんの車が往来し、ウイグル人がなにごともない感じで歩いていた。
ここに載せた写真はたまたまネットで見つけたものだけど、見ての通りチベットのラサである。
最初は合成じゃないかと目を疑ったくらいで、もはやかってのラサじゃない。
街が繁栄すればすべての層に恩恵が行き渡る、といわなくても、少なくとも全体がかさ上げされて、チベット人の生活も以前よりはマシになるだろう。
かっては煮炊きや暖房のために、小さな子どもたちが谷底まで水を汲みに行ったり、ヤクの糞を集めていたのだ。
はっきりいって、中国が少数民族を迫害しているというのはデタラメだと思う。
わたしはできるだけ客観的に、公平にながめようと思っているけれど、ものごとはいちどには進まない。
以前よりよくなっているなら、他人が文句をつけるものではないと思うし、相手がそれなり努力しているなら、協力したほうがうまく行く場合もある。
北朝鮮やミャンマーの問題でも、中国を反発させるより、引き込んだほうが得だと思うのだ。
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