夏のうた
夏をうたった詩人は多い。
そして記憶に残る作品も多い。
たとえば中原中也の “夏は青い空に白い雲を浮かべてわが嘆きをうたう” という作品・・・・
伊東静雄の “夜来の台風にひとりはぐれた白い雲が” という詩・・・・
そして散文詩のような原民喜の「夏の花」・・・・
みんなわたしの脳みその同じ部分に訴えてくるものばかりだ。
やはり、もっとも派手さを感じる季節であるところへ持ってきて、自分はもはやそれに縁がなくなったという苦い感慨があるからだろう。
今日は川の流れにそってどこまでも下ってみた。
とうとう関越高速が見えてきたので引き返したけど、とちゅうで見かけたなつかしい景色を4枚ばかり。
ああ、あのなかに子供のころのわたしがいないだろうかというのは宮沢賢治だけど、わたしはいったい何を求めて、ひたすらペダルをこいだのだろう。
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