菅クンの悲劇
国民というのは勝手なものである(いまにかぎったことじゃないけど)。
オリンピックなんかやめちまえという人が国民の80パーセントもいたそうだ。
じゃやめようと日本の首相が決断したとする。
単純に考えれば、これで首相の決断を支持する人は80パーセントにならなければいけない。
ところがそんなことをした日には、なんでやめるんだ、横暴だ、独裁だ、国際的な恥さらしだという人が、すくなくとも国民の半分以上はいるだろう。
しかもその半分以上のなかには、やめちまえといっていた人も大勢いるにちがいない(そうでなければ計算があわない)。
こういう手前勝手の国民を相手にして、いったい何をどうすりゃいいのか。
首相としては、なんとか五輪を大過なく終了にまで持ち込めれば、起死回生の目もあり得るのに対し、やめたら徹底的に叩かれるだけで、ほめてくれる人なんかいっこない。
菅クンの悲劇はこういうところにあったのだ。オワカリ?
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