
そんな義理はねえけどよ。
生死をともにと誓った仲間を、目のまえでなぶり殺しにされちゃ堪忍袋の緒が切れた。
あとは野となれ山となれ。
殴り込みだあって、任侠映画じゃないけれど、こころいきはまさに健さん。
このあと4人で100人の軍隊を相手に、やけのやんぱちの大暴れ。
機関銃までぶっ放し、当たるをさいわいなぎ倒し、全員がぶっ殺されてメデタシメデタシってのは、さっきまで見ていた「ワイルドバンチ」。
1969年の映画だって。
はじめてこれを映画館で見たころ、わたしはいったい何をしていただろう。
どんな夢を持っていただろう。
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