寄らばなんとか
アメリカという傘の下で、寄らば大樹のかげという姿勢がよく非難される。
もっともだといっても、わたしの場合、現在の日本政府のことをいってるわけではなく、なんか知らんが、ここぞとばかりに中国に強がりをいっているネチズンたちにいう。
バイデンさんが中国を責めているからと調子にのらないほうがいい。
ご存知のとおりバイデンさんは大統領になるのに薄氷の勝利だった。
いまでもトランプさんと共和党を支持する人は、米国国民の半分くらいいて、ちょっとした政策ミスでいつひっくり返されないともかぎらないのだ。
バイデンさんにしてみれば、なんとか米国をひとつにまとめたい。
そのために選ばれたスケープゴートが中国だった。
考えてもみても、中国ぐらいそれにふさわしい国があるだろうか。
北朝鮮?
あたりまえすぎてだれも乗ってこないよ。
かりにトランプさんがいまぽっくりいったとしたら、もう遠慮はいらない。
現実の、最大の脅威がなくなったわけだから、民主党はもう中国にゴタゴタいわず、もとのようにお互い利用しあえる関係にもどるだろう。
中国政府も日本政府もそんなことはとっくに承知していて、なんか出来レースのように、米国と張り合ったり、追従したりしているだけだ。
日本の政治家のなかには、本気で中国と一戦交えようなんていきがっている者もいるけど、彼らは先を見透すことのできないほんとのバカである。
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