“チャーリー” ワッツ
枯葉の落ちるがごとく、ひとつまたひとつと、わたしの時代を生きたミュージシャンが亡くなっていく。
チャーリー・ワッツ。
あのローリング・ストーンズのドラマーである。
それも終始一貫してドラマーだった。
ミック、キースとならんで、わたしが初めて彼らを聴いたときからずっとそのポジションにいた。
そんな重要なメンバーが亡くなったのだから、ストーンズもビートルズやクリームのように、永遠に再結成が不可能なバンドになった。
でもまあ、いいさ。
ものには順番というものがある。
彼らを熱心に聴いた青二才がそろそろ寿命が尽きようとしているのに、その青二才に影響を与えた音楽家が生きているほうがおかしいのだ。
いまの若いモンがどんな音楽を聴いているか知らんけど、わたしの時代が幸福だったことは間違いがない。
今夜はひさしぶりに彼らの演奏を聴こう。
なにがいいか。
やっぱりライブってことになるか。
レコードはすべて処分したけど、いまはYouTubeという便利なものがあって、ストーンズの音楽は、ここでほとんどすべてを聴くことができるのだ。
やっぱりわたしの世代って幸せだったんだね。
こういう便利な時代をかろうじて体験できて。
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