メンタリスト
ネットニュースにメンタリストの DaiGo という人が炎上しているという記事が出ていた。
なんだい、メンタリストって。
調べてみたら、スプーン曲げとか、他人のこころのうちを見抜くとか、ようするに手品師や占い師に、横文字のカッコよさをつけ加えたような人のことをいうらしい。
手品や占いなら最初からそういえばいいものを、なにがキライって、わたしはこの手の人が大嫌いである。
ココログのブログのなかにもそういう類のものがあるけど、つねづねココログはカルト宗教の手先かと、苦々しい思いで見てるのだ。
ところでこのメンタリストが炎上したのは、ホームレスや生活保護者を蔑むような発言をしたからだそうだ。
これで世間から糾弾されると、だれだってホームレスか自分の家族かのどちらかが死にそうになったら、家族を取るでしょうと火に油をそそぐようなことをいったらしい。
この件はすでに彼が謝罪したそうだから、わたしはそんなものに鼻を突っ込みたくはないけど、ただ気になるのは、彼がいったホームレスか家族かという比喩についてだ。
問題のきっかけを読むと、どうやらこの家族のなかには、彼の飼っているイヌかネコが念頭にあったようだ。
つまりホームレスか自分のペットかということになり、これでは非難されても仕方がない。
わたしもイヌやネコが好きである。
しかしペットにはペットの分際があると考えているから、現在のような過剰なペットブームは受け入れがたい。
ペットが死んだら裏庭に穴を掘って埋めてやれば十分(わたしみたいに庭のない家に住んでいる人はビニール袋に入れて市役所に電話する)。
そしてすぐにペット屋で新しいものを買ってくる。
おまえはペットを品物のように考えているのかと文句をいわれそうだけど、たいていのペットは人間より短命で、いつかは必ず買い替えのときが来るのだ。
おまえはそれでも人間かといわれそうだけど、野生動物の世界では、生まれた子供の半分以上が親になるまえに死んでいる。
むしろ人間よりもペットを大事にして、血統書つきのペットを溺愛する関係のほうが気持ちわるい。
わたしが子供のころなんか、ネコの餌はカツオ節と、残りものの味噌汁をぶっかけたオマンマで、それでも不平をいうネコっていなかったですよ。
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