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2021年9月 6日 (月)

双葉

1061

ここんところ雨ばかりで花壇の手入れもしていなかった。
詳しい人に訊きたいけど、花壇というのは種を撒いたり、苗を植えたりしないと花が咲かないのだろうか。
あたりまえじゃんといわれてしまいそう。
でも以前に手入れをしていた6号棟のおじいさん、そんなことをしていたようすがない。
だいたいボランティアでやっていたのだから、種や苗を自分で買っていたら持ち出しになってしまう。
それなのに花はいつもみごとに満開になっていた。
ひょっとすると去年の花が(1年草だとしても)枯れるまえに種をこぼしているんじゃないか。
あるいは地中に根っこが残っていて、毎年花を咲かせるとか。
だからせっせと草むしりをして、そういう種や根っこの面倒をみてやれば、タダで毎年花を咲かせるんじゃないか。

タダで咲かせようというのがさもしいけど、やはり苗の必要が気になって、ちょうどオニユリが枯れてむかごがたくさんついているから、あれで苗を育ててみようと考えた。
といってもそんなに複雑なことはできない。
発泡スチロールのラーメン容器のなかに花壇の土を盛り、そのなかに無造作にむかごを埋め込んで、はたして生えるものかどうか試してみたのだ。
わたしは自称ナチュラリストのつもりだから、動物だけではなく、植物でも幼い苗が生き抜くのがむずかしいことを知っている。
ずっとむかし台所の三角コーナーのなかに、カイワレダイコンのモヤシが生えたことがあって、注目していたら、そのうちゴキブリに食われてしまったことがある。
幼い生きものが自然界で生き抜くのはひじょうにむずかしいのだ。

ダメでもともとと、ときどき霧吹きで水分の補給だけをしていたら、今日見ると小さな双葉が出ているではないか。
土のなかにはいろんなものが混ぜ込まれているはずだから、まだユリかどうかわからないけど、とりあえずその第一報。

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