リビングストン
ポール・セローのアフリカ紀行「ダーク・スター・サファリ」をなぞっているところだけど、その中にリビングストンの名前が出てきた。
彼はアフリカを語るうえではずすことのできない偉人であり、その伝記本はかっては小・中学生にとって必読ともいえる書物だった。
彼がアフリカ探検の最中に行方不明になり、捜索に出たスタンレーと奥地で邂逅する場面はひじょうに感動的で、わたしも子供のころ何かで読んだおぼえがある。
そこでまた、このブログの参考になるかと思い、その本を読んでみることにした。
ところが図書館のオンナの子はこの偉人の名前を知らなかった。オイオイ。
調べみたらわが街の図書館には、リビングストンに関する本が4、5冊あるようだった。
じっさいに図書館まで出かけてチェックしてみたら、有島武郎の本は徹底的にキリスト教徒の視点から書かれていて、わたしにはオエッとなるような本だった。
あとの2冊は子供向けの本で、ひとつは中学生あたりに読ませるような活字のでっかい本である。
それでもリビングストンの伝記としては過不足のない本で、おまえもこういう人になるんだよと子供に教え諭すに都合がよさそう。
しかしわたしみたいにひねくれたおじさんには、書かれた人を誉めるばかりの伝記本というのは、どうも性に合わないのだ。
もうひとつはタイムライフ社のシリーズ本で、わたしはずっとむかし、この会社の出版していた科学シリーズを読み耽ったことがあり、写真が多くてわかりやすくまとめられた内容にいたく感心したものだった。
リビングストンについて書かれた本は、「冒険家たちの世界史」と名付けられたシリーズの1冊で、どんな本かと思ったら、これも青少年向けであることは違いがないけど、アメリカン・コミック調の絵物語になっていた。
そのへんがリビングストン以外にも興味をひかれたので、そっちを借りてきた。
日ごろマンガなんてと馬鹿にしているわたしだけど、なにかを説明するためには、目からちょくせつ入ってくるから、マンガはなかなか重宝なものであるといまごろ気づいた(マンガにもよるんだけどね)。
というわけで、いませっせとリビングストンの勉強をしているところなので、この続きは後日。
今日はこれからメシの支度だ。
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