慎太郎サン
ちょっと遅くなったけど、亡くなった慎太郎サンのことを書いておこう。
彼が政治家として最初の選挙運動をしていたころのこと。
街角の街頭演説の場で、野次をとばす聴衆にむけて、おい、いま発言したそこのおまえ、おまえはこれについてどう思ってるんだと、その場で論争をいどんだのにはたまげた。
ふつう政治家というのは、街頭にどんな論客がいるかわからないし、言い負かされたりしたらみっともないから、面と向かって即興の論争なんかしたがらない。
こいつはたいした自信家だと思った。
中国に支那だとか、韓国人に鮮人だとか、平気で差別用語を乱発するところは感心しないものの、まわりに遠慮しない新人類の政治家があらわれたなと思ったもんだ。
これじゃさぞかし敵も多いだろう。
じっさい左翼関連でけなす人間に事欠かなかったけれど、まあ、日本の政治史に名前をとどめる政治家のひとりといっていいんじゃないか。
ぐちゃぐちゃ煮え切らない政治家より、こういうタイプのほうが、たとえばアメリカなどからも一目置かれるものである。
韓国は故人にまで悪口をいってるようだけど、あそこの政治家はぐちゃぐちゃタイプが多いところだから。
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