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2022年2月 7日 (月)

観ました

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観ました、張芸謀の中国映画「金陵十三釵」。
中国人が作った南京虐殺の映画だということで、もう観るまえから日本では公開禁止の映画。
ウィキペディアの解説を読んでみたけど、ウィキの記述すら、こちらも映画を観ないで書きやがったなと思わせる内容だ。
なんでも中国でも製作費が記録破りだとか、年間興行収入が1位だとか、中国社会に大きな影響を与えたなんて書いてあるけど、ホントかよ。

南京城内に取り残された女学生たちが、米国人男性と娼婦たちの協力で脱出する話なんだけど、最後もどうもあっさりしすぎてスリルに欠けるし、たとえば米国なら「プライベート・ライアン」や「硫黄島からの手紙」のような、敵味方が殺したり殺されたりするふつうの戦争映画で、そんなに感心するような映画じゃないね。
米国で作品の評判がよくなかったというのは、おそらく期待していたほど日本兵の残虐ぶりが描かれてなかったからじゃないか。
下っ端の日本兵はどうしようもないけど、指揮官や上級士官なんか、いかにも日本軍人らしい立派な人物に描かれていて、いまでは国際的映画監督になった張芸謀のこれが良識というか、限界というか。
あちらのネットにもこの映画をもって、日本をあしざまにいうサイトがあるようだけど、戦争を公平客観的に見つめようとする映画に対して、日本のほうが狭量な考えに陥って、映画の公開もさせんというのはどうなのさ。
文句をいいたい人のためにリンクを張っておくから、自分の目で確認してみて。

https://www.youtube.com/watch?v=T6P0_a9ltk4&t=2910s

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