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2022年2月13日 (日)

ミステリンピック

あー、わっからん、今回のドサまわりンピック。
ミステリー・ファンには思いもかけない謎とき問題を提供してくれたみたい。
単細胞な中国ギライの人にとっては、みんな中国が悪い、中国政府の陰謀だでおしまいだけど、ミステリー・ファンはそうじゃない。
そんなに簡単に答えが出せてしまっては、謎ときにならない。

たとえばスキージャンプの沙羅ちゃんだけど、ふつうなら彼女が失格になっていちばん得をする人間が怪しいというのがミステリーの常道だ。
ところが彼女が失格になっても、中国には代わりに上位にくいこめる選手はいそうもないし、ご存じのように、得をしたはずのドイツやノルウエーの強豪選手まで失格になっちゃって、1位が転がりこんできたスロベニアだって、マスコミが取り上げるのは失格問題ばかりで、自分たちの実力が正当に評価されないと文句をいう始末。
これでは三方みな損という感じで、犯人がいないミステリーってことになる。

ハーフパイプの平野歩夢選手にしてもそう。
あきらかなインチキだと、平野選手の対抗馬のいる米国でさえいうくらいだし、なにか裏があるとすれば、アジア人嫌いという審査員の個人的ヘイトぐらいしか思いつかない。
しかしそんな審査員がなんで今回のオリンピックだけにたくさん出てくるのか。
はっきりいえるのは、平野選手が減点されて得をする中国選手はいそうもないってこと。

ロシアのフィギュアの可愛い子ちゃんから禁止薬物が検出というニュースも、ホントかウソか知らないけど、これも得をする選手は、中国にかぎればいそうもない。
こうやって考えれば、ほとんどの場合、中国は無関係としか思えない。
それでは犯人のいないミステリーなのか。
いやいや、ほんとうのミステリーマニアなら、これでも犯人をあぶり出すだろう。

ようするに、もっと大きな観点で、今回のオリンピックそのものを泥まみれにしようという勢力がいるのではないか。
審判員のなかにもそうした勢力に忖度して、個別の選手に恨みはなくても、中国のメンツをつぶしさえすればいいというような人間がいたとしたら・・・・
陰険なやり方だけど、これまでのところ中国にしてみれば、インチキをして自国の得になることはひとつもないのだ。

あ、韓国との問題があった。
スピードスケートでこのふたつの国は因縁がらみだから、これなら中国が恨みを晴らすためにインチキをした可能性もないとはいえないかも。
しかし日本人からみると、ぜんぜん気にならない話題だから、これをもって中国を悪らつと呼べるかどうかわからない。
このくらいの推理をしないと、せっかくの謎とき問題がつまらないものになってしまいますヨ、皆さん。
中国のことになると冷静さを失ってしまう人が多いので、反対の推理をしてみました。

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