反逆者たち
日本の宰相はボンクラであると思っていたけど、ひょっとするとウクライナ戦争を機会に、完全に歴史の呪縛から逃れて、アジアの盟主、少なくとも中国にどうどうと対抗できる(核兵器も備えた)強力な軍事大国への道を目指しているのかも知れないね。
ついでに弱体化したロシアから北方4島も取り返しちゃえと。
これがぜんぶうまくいけば、自民党の主流派政治を引き継いで、それを完成させたということで、ボンクラどころじゃないそうとうの策士だよ、岸田クンは。
日本共産党はなにをしてるんだ。
こういうときこそ自分たちの主義主張の根幹をなすロシアを応援しなけりゃいかんだろ。
あいかわらずNHKは偏向報道ばかりだけど、わたしが期待しているのはアメリカの反逆者たちだ。
いまは国ぐるみで悪らつなアメリカでも、ここにはウィキリークスのアサンジ君のような、日本の軟弱な左翼とは比べ物にならない、強烈な反体制活動家の伝統がある。
このあいだ観たサンデル教授の白熱教室では、出席していた米国の学生全員が、アメリカのイラク戦争は間違いだったと断言していた。
しかしわたしはイラク戦争勃発時のアメリカの熱狂ぶりをよくおぼえている。
あのときもフセインの暴挙を許すまじと、アメリカ中が沸き立っていた。
反対なんかできる雰囲気ではなく、ちょうどいまのウクライナの状況によく似ていた。
過去の失敗に学んだ米国のプロパガンダはますます巧妙になっているのに、人類全体で見れば、その大半はほんとうに過去に学ばない・・・というか、3歩歩けば忘れる動物のようだ。
だからわたしは反逆者に期待してしまうんだよね。
ウクライナ戦争の結果はまだわからないけど、いつかまた新しいアサンジ君があらわれて、現在のアメリカは間違っていた、すべてはバイデンさんと軍事産業のさしがねだったと、その欺瞞をあばいてくれるのではないか。
いや、もうすでにマイケル・ムーアも次作の構想を練っているかも。
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