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2022年4月27日 (水)

今日のウクライナ

マリウポリの製鉄所に閉じ込められたウクライナ兵と市民たちが、あと1週間で食料がなくなると悲鳴を上げている。
地下の映像も公開されたけど、暗い倉庫のような部屋に大勢の市民が集まって、ますます映画「アンダーグラウンド」に似てきた。
この映像はまえに書いたアゾフ連隊が公開したらしいけど、アゾフの本質をよく物語っているではないか。

市民には気のドクだけど、アゾフ連隊もアゾフ連隊だ。
降伏するのがイヤなら、市民のうちの女と子供だけでも解放してくれとロシア軍に頼めばよい。
ロシア側にしてみれば善意を広報するいい機会だから断る理由はないし、そんな簡単なことをやらないのは、あるいは妨害するのは、アゾフ連隊がやはりアメリカに操られたヤクザ集団であることの証明なんだろう。
アメリカにしてみればできるだけ戦争を長引かせたいわけだから、市民には盾として残ってもらったほうが具合がいいし、ロシアってあんがい一般市民にやさしいのねという評判が立っては困るのだ。

とにかく地下に立て籠もる市民がどれだけ悲惨な状況になろうとも、戦争をやめようとしないのだから、ウクライナに同情はできない。
実力でいえばロシアとウクライナでは比較にならないから、アメリカがむきになって支援しなければとっくに戦争は終わっていたはずだ。
降伏したって、このあいだまで兄弟・夫婦の関係だったロシアが、ウクライナ国民を虐殺なんかするわけがない。
ゼレンスキーさんはロシアの軍艦を沈めたということで極刑にされるかも知れないけど、彼にはアメリカに亡命するという手がある。
とにかく犠牲者を積み上げるだけの戦争は一刻も早くやめるべきだ。
やめようと思えばすぐにできるのになぜやめないのか。

わたしはいま太平洋戦争の沖縄戦を書いた「鉄の暴風」という本を読んでいるんだけど、つくづく思うのは、どうして沖縄県民は米軍が上陸してきたとき、さっさと降伏してしまわなかったのだろうということだ。
膨大な犠牲者を出してまで、日本軍のメンツにつきあう必要があっただろうか。
もちろん当時の沖縄県民は、降伏すれば男はみんなタマを抜かれる、女はみんな強姦されると洗脳されていたからやむを得ないところはあったけど、現在のウクライナでは、ネットでいくらでも情報は入ってくるし、ウクライナ国民自身が常識で考えてもそんなことは起こりようがない。
親戚がロシアにいます、夫はロシア人です、恋人はロシア人です、別れた亭主はロシア人でした、ロシア人が近所に住んでいました、近所にいたおじさんの知り合いの知り合いがロシア人です、この子の父親は(ほんとは)ロシア人ですなどと、もう世界のどこよりもロシアに近いのがウクライナ人ではないか。
犠牲を出すより、とりあえず和議を結んで、しかるべき時を待つほうがよっぽどいい。

昨夜は知り合いの創価学会信者がやってきて激論になった。
平和を愛すべきはずの創価学会も、今回の戦争では徹底的にウクライナの味方で、プーチンを目の仇だ。
大作さんとゴルバチョフの蜜月なんてどうでもいいらしい。
彼の話を聞いてわかったのは、創価学会もロシアはスターリン時代のまま、中国は毛沢東の時代のままと信じていることだった。
まだプーチンが生まれてもなかったころのことまで、みんなプーチンに責任を押しつけ、ロシアは変わっていないと断言する。
これは韓国人の思考そのままである。
韓国人も日本が軍国主義のままと信じており、戦後生まれの日本人が平和国家として、70年以上も努力をしてきたことなど一顧だにしないのだ。

わたしが自分のブログを、ロシアを擁護する、世界で10パーセントしかいない少数派のブログであるというと、知り合いは1パーセントの間違いでしょという。
NHKニュースを鵜呑みにするような相手になにをいってもムダだけど、考えてみると10パーセントどころじゃないね。
インドはアメリカに公然と刃向ったし、中国はもともとアンチ米国だ。
このふたつの人口突出国が、わたしと同じロシア擁護派だ。
そのほか世界中のイスラム国家、アメリカのダブルスタンダードに嫌気のさしている途上国、なおかつフランスやドイツのような義理で米国にお付き合いしている国を併せれば、世界の人口の半分を超えるぞ。
そうか、そうか、わたしのブログって世界の過半数の人々に支持されるブログだったのね。
アンタのほうが少数派なのだ、知らないだけで。

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