一兵士の発言
「『何もかも嘘だった』国外へ脱出のロシア兵、ウクライナ戦争を批判」
これはネットニュースにあった記事の見出し。
ソースを見るとCNNで、これは米国の放送局だからなるほどと思うしかないけど、なにしろネットニュースだから、見る人は数千万人になるだろう。
わたしのブログは、最近3桁がふつうになってきたものの、それでも数百人である。
これではいくらほざいても蟷螂の鎌なんだけど、やはりこういう記事に反論しないわけにいかない。
「自分たちの政府が私たちに説明しようとしている理由が見当たらないことに、私たちの多くが気づいた」
この戦争の原因は、ウクライナにNATOの兵器を配備させないことであり、それはロシアの安全を確保することになり、それが長期的にロシア国民に平和で快適な生活をもたらす。
だからウクライナに侵攻したのだなんてヤヤコシイことは、死ぬか生きるかという前線の兵士にはなかなか理解されない。
この戦争を安全な場所から眺めている日本人も同じことだ。
え、わたしのブログをちっとは見てるのかい。
「母国では腐敗と抑圧が蔓延(まんえん)しているとフィラティエフ氏(この兵士)は訴える」
抑圧はどうか知らないけど、腐敗がロシアに蔓延しているというのはどうだろう。
わたしの個人的感想では、依然として貧しいままのウクライナの腐敗を無視しているところをみると、この兵士もたいしたことを知っているわけではないようだ。
日本だって統一教会にむしばまれた政治家ばかりで、腐敗してないとイバる資格はないのだから、この兵士のいってることは万国共通の一般論じゃないかね。
だいたい戦場の兵士の待遇が、それまで彼が過ごしていた平和な日常に比べればいいわけがない。
これはアフガンやイラクに派遣された米国の兵士も同じことだった。
みんな自由を束縛され、明日をも知れない命という環境に放り込まれるのだ。
それを抑圧というなら、赤紙1枚で召集された戦争中の日本の若者たちも、とうぜん抑圧を感じたことだろうし、わたしみたいに人生まるごとが抑圧だあと感じている人間もいるのである。
こんな1兵士のぼやきにつきあっているくらいなら、どうして戦争をあおって終わらせようとしない米国に抗議しないのか。
やめようと思えば明日にでもやめられる戦争ではないか。
戦争が終わればウクライナ国民はまた以前のように、ロシアと開かれた親密な関係に復帰するだけだろう。
この戦争はウクライナ領土をわがものにしようという侵略戦争ではなく、ウクライナ国民の支持をどっちにつけるかという、ロシアと西側の綱引きにしかすぎない。
数千万と数百人ではいってもムダみたいなので、えい! 本日のわたしのぼやきはこれくらい。
一首できちゃった。
じいさんのおめきさけぶもあたまごし
ひとはみながら無視しつつ過ぐ
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