拝啓NHKさま
わたしだって悲しいのだよ。
自慢じゃないけど、わたしは民放のバカ騒ぎが虫唾がはしるくらいキライで、これまでテレビはNHKしか観ない男だった。
ロシアのプーチン大統領の功績、人間性も、インターネットを別にすれば、すべてNHKの報道で知ったことなのだ。
そういうものがロシアのウクライナ侵攻だけで、正反対といっていいくらいひっくり返った。
ロシアの無法を訴えるとか、弱小国ウクライナに同情するとかいうことより、問答無用でアメリカに追従したという感じである。
先のことなど考えてなかった証拠に、いまになって諸物価や冬の暖房費が高騰するなどと騒いでいる。
これはいったいどういうことなのか。
NHKは日本の公共放送だから日本政府の肩を持つのが当然だという人がいるかも知れない。
それならそれを堂々と公言できるか。
できっこない。
そんなことをしたらNHKの報道は偏向していると宣言したようなもので、放送局としての信頼は地に落ちる。
NHKが信頼されなくなるだけならまだしも、政府の方針どおりに国民をだまくらかすとしたら、これはもう大政翼賛会じゃないか。
自分でものを考え、自分でものごとを判断をするのに、公共放送の役割は大きいのだ。
そこが偏った報道をしていたとしたら・・・・ダジャレじゃないけど、天下の公器が天下の凶器になる場合もあるのだ。
以前「混迷の世紀・プーチンの戦争」という番組を観た。
昨夜はNHKスペシャルでまた「プーチンの戦争」という番組が放映されたから、再放送かと思ったら、同じような材料を使い、同じような主張のべつの番組だった。
そこまで念入りにプーチンを貶めたいか。
相手には相手の事情があるとどうして考えないのか(わたしのブログを読め)。
お願いだからNHKは、公平客観的という放送局の原則に立ち返ってほしい。
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