謝りません
あるアンケートによると、安倍もと首相の国葬に反対が賛成の4倍にもなったそうである。
疑り深いわたしはそれをまともには受け取らないけど、反対のほうが多くなったことは事実らしい。
それでももう会場は予約してしまったし、米国からはハリス副大統領が参加を表明したというから、岸田クンは強行するつもりだろう。
しかし、そもそも米国の副大統領がなんで早めに参加を表明するのか。
米国ならほかの国の参加の顔ぶれを見てから、おもむろに(カッコをつけて)表明すればいいではないか。
じつは人間といっしょで、見栄を張ることに命をかける国家としては、いろいろとむずかしい問題があるのだ。
現在ではウクライナ支援に積極的に、安定して賛同してくれるのは日本だけになった。
がりに日本がいなかったら、ドイツ、フランスはもともと乗り気じゃないし、米国と英国だけでは荷が重い。
アメリカとしてはなんとか日本に感謝の気持ちを表しつつ、これからも永続して支援をしてほしい、あわせて厭戦気分が蔓延しつつある世界にカツを入れたい。
だから本当はバイデンさんがじきじきに乗り込みたいところだろう。
中国やロシアは馬鹿じゃない。
彼らは日本国内の動きにじっと注目していて、国葬反対が賛成を上まわったと知れば、それじゃウチは大使館の下っぱでも行かせておけばいいやということになる。
ロシアにしてみれば、来るなといわれているところだから渡りに舟だ。
アメリカにとっては自国の大統領をそんな下っぱと同列に置くわけにはいかないし、うーんと悩んだすえの決断が、ハリス副大統領の早期参加表明だ。
どうせオンナにはたいして重要な仕事ができるわけじゃないし、それでも副大統領の派遣なら、日本にはおたくを尊重してるんですよという意思表示になる。
国家を見栄っぱりの人間に置き換えても通用する、万国不変の法則だ。
うーむ。
どうも日曜日はニュースの乏しい日で、文章も適当だし、そのなかにフェミニストのわたしにあるまじき女性軽視の表現があったかも知れない。
でもこないだのペロシおばさんも、なにがなんだかわからないうちに帰ったし、米国のこういう地位の女のひとって、看板以外の役割なんてないと思っていますんで、ええ、謝りません。
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