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2022年8月31日 (水)

小細工

わたしはウクライナ戦争の推移を見守るべく、ニュース(NHKのみ)をできるだけ録画することにしている。
おかげで録画機のなかにどんどんニュースが溜まってしまう。
そんななかに先日の日曜日に録画した「日曜討論」があって、まだ観てなかったので、昨日はヒマつぶしにそれを観てみた。

これには司会のほかに5人の識者が参加して、ウクライナ戦争について討論する番組だったけど、びっくらこいた。
識者というのは発言順に、東京大学名誉教授というヒト、防衛研究所の部長なるヒト、法政大学の教授というヒト、東京大学大学院教授というヒト、筑波大学教授というオンナの人だ。
びっくらこいたというのは、全員がウクライナ寄りの人たちで、ロシアの擁護をする人がひとりもいないということ。
長くなるからひとりひとりの発言の内容まで書かないけど、この番組を観ればだれでもそう思うだろう。

こういうのも討論というのだろうか。
5人だから3対2になるはやむを得ないにしても、討論というからには、両陣営に味方する人間を同じくらいそろえて、互いの主張をぶつけあうべきじゃないのか。
番組のなかでロシアの不利ばかりを強調するのはどうしてだろう。
事実を知れば日本人のなかにも、もう戦争をやめようという人が増えてしまうので、それを防ぐためにNHKは、ウクライナ寄りの識者ばかりを集め、いかにもウクライナの勝利が近いということを演出したのではないか。
このわざとらしい討論こそ、ウクライナの困難さを物語っているのではないか。

これ以上いうのはうんざりだ。
情報が錯綜してもうなにがなんだかわからないという人がいたら、まずその情報のソースを確認してほしい。
米国、英国、ウクライナ(NHKも)が発信元なら、ロシアが負けているという情報はまずウソである。
テレビやSNSで発信される情報のほとんどがロシア不利を伝えているけど、これはロシアがプロパガンダよりじっさいの戦争に熱心なだけで、そもそもG7以外のほとんどの国に見放されたウクライナが勝てる戦争ではないのだ。
「日曜討論」でどうしてNHKはそんな小細工をしなければいけないのか。
その意味はあなたが自分で考えるべきだ。

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