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2022年9月22日 (木)

ウクライナの未来

エリザベス女王が亡くなって、一時的に英国は結束したように見える。
しかしほんとうに大事なのはこれからだ。
それまではカリスマ的な女王が人心をつなぎとめていたけど、英国では王政を廃止して共和制に移行しろという意見もあるし、チャールズ新国王が国民をまとめられかどうかわからない。
ましてその子の時代には、英国人は王室のあった時代を、郷愁をこめて思い出すことになるかも知れない。
あちらの王室ってのは日本に比べるとそうとうに自由、自由すぎるきらいがあるもんだから、斜陽に差しかかっているのは国だけではなく、王政もかも知れないのだ。

こういうことはよくある。
ウクライナも戦争をしている現在はよくまとまっているけど、もしもロシアが敗退して戦争が終了すれば、その後のウクライナ人はまたオリガルヒに支配された、ワイロ漬け社会という現実に向き合わなければならない。
ゼレンスキーさんが勝利した大統領という人気を活用して、ウクライナをいい方向に引っ張れればいいけど、強欲なオリガルヒを相手にプーチンほどの辣腕をふるえるだろうか。
ロシアには勝ったとしても、ヘタすれば国民はふたたびマフィアに支配された、危険で不公正な生活に直面する可能性もあるのだ。

ところでわたしのブログでも、さすがにロシアが劣勢なのは事実かも知れないと思わざるを得ない状況になってきた。
できるだけ公平で客観的な報道を探して、相手の立場でものを考えるようにしてるんだけど、右も左もウクライナ寄りの報道ばかりの日本にいては、そりゃとってもむずかしい。
さあ、どうだろう。
現在のままロシアが劣勢に追い込まれ、敗退する可能性があるだろうか。

わたしの考えでは、クリミア半島までウクライナ軍が進撃して、それを奪還することになれば、ロシアは無条件降伏をしたようなものだ。
しかしロシアはこの戦争で、黒海へ出るための要衝であるクリミア半島と、そこへつながる回廊の確保を第一の目的としてきた。
だからウクライナの他の地方を失っても、この部分だけは死守しようとするにちがいない。
ロシア軍が予備役まで動員し、要点を絞って守りの体制に入ると、いくらウクライナ軍が優勢であっても、これを落とすのは簡単ではないだろう。
となると、死者を積み上げる戦争が、一進一退のままいつまでも続くことになる。

このあいだには冬が来て、欧州はロシアによるエネルギーの締め付けに耐えなければならない。
これはお互いにどこまで突っ張れるかという戦争だから、ドイツもフランスも弱音を吐くわけにはいかないだろうけど、そのあたりがポイントになりそうだ。
来年、さ来年まで殺し合いを続けているわけにもいくまいから、春が来るころには、トルコやインドがあいだに入って和議が結ばれそうな気がするよ。
そう願いたいね、ロシア、ウクライナ双方にとって。

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