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2022年9月29日 (木)

ロシア人

昨日のヤフーのトップページを見ると、もうこちら側情報の大洪水だね。
ここまでやるってことはプーチンの予備役動員令が、ウクライナにとっても相当のダメージになっているってことの証明じゃないのか。
プーチンはそこまでやらないだろうと、こちら側の願望だけで戦争を始めちゃいけんよな。
報道とは裏腹に、まだロシア国内では彼の支持派のほうが多いけど、国外脱出を図る若者も依然として多いようで、国境に車が渋滞しているそうだ。
これについてロシア人気質というものを考えてみた。

以前わたしが住んでいたアパートの階下に、ふた組のロシア人が住んでいた。
ひとつは子連れのロシア人女性と結婚した日本人の家庭で、もうひとつは純然たるロシア人夫婦だ。
純然たる旦那のほうと、よく部屋で酒を呑んだ。
わたしは気むずかしい性格なので、こっちから誘うことは考えられなかったけど、この旦那はいかにもロシア人らしいおおらかな性格で、向こうから部屋に呑みに来たのである。

旦那と話しているとき、政治の話になった。
彼は、プーチンはクソだという。
そんなことはないでしょう、プーチンは頑張ってますよというわたしと口論になってしまった。
日本に来ているロシア人としては、日本人のまえで北方四島を返さないロシア大統領をほめるわけにいかなかったのかも知れないけど、それにしても自国の大統領をあっさりクソだというのは意外だった。
わたしはプーチンが祖国からギャングのようなオリガルヒを追い出して、ロシアをグローバル大国にしたことをよく知っていたのである。

ロシアは多民族国家なので、ひとりひとりのロシア人は、国家という観念が日本人とはちがうのかも知れない。
日本はひとつの国にひとつの民族(おおざっぱにいうと)だから、だれでも日本人であると認識しやすいけど、たとえば日本に住んでいるユーチューバーのあしやさんは、ロシア人であると同時にロシア国内に住むタタール人でもあるそうだ。
だから彼らには日本人ほどしっかりした国家観はないのかも。
第二次世界大戦ではロシア人もまとまって自国を守るために命を投げ出したけど、あれは侵略される立場だったし、スターリンの政治のもとでは徴兵拒否など考えられなかった。

こういう国民のまえでは、大統領がいくら国のために汗を流しても無駄だ。
死ぬのは御免だと、若者が国境に押しかけるのを見て、わたしはプーチンが気のドクになってしまった。
プーチンのウクライナ侵攻は、ウクライナにNATOの兵器が配備されれば目に見えるロシアの危機だから、それを阻止するためにしたことなのに、多くの若者はそこまで考えが至らない。
そういうことを理解できないのは日本人もいっしょだから、あちらばかりを責められないけど。

日本にいてはどうしてもロシアのようすが把握しにくい。
それでもロシア国内にかぎればまだまだプーチンに忠誠をちかう国民のほうが多いのがせめてもの救いか。
おらが大統領をいじめるやつはだれだべさって。

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