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2022年10月20日 (木)

絶滅作戦

わたしはウクライナ戦争について、可能なかぎり客観的に判断したくて、できるだけたくさんのニュースを観るようにしているんだけど、やはり日本にいてはむずかしい。
それはもちろん、日本で手に入るニュースは圧倒的にこちら側のニュースばかりだからだ。
だから18日のこのブログではロシアが劣勢にあるのではないかと判断して、プーチンの暗い未来を予想したことがある。
しかしその後の状況を見て、また判断がひっくり返った。
こんなふうに判断が猫の目のようにころころ変わるのは、わたしが最初から反米や反露にとらわれているわけではなく、現実を見ながらそのつど客観的な真実を追求していることの証明にほかならない。

なんで判断がひっくり返ったのか。
よく注意をし、冷静に判断すれば、気がつかないような些細なできごとに、真実のヒントになるような情報が隠されていることがある。
たとえばあまりにも幼稚なプロパガンダがあふれていることだ。
ロシアはイラン製のドローンを使ってウクライナを攻撃していると非難するけど、それが事実かどうかはともかくとして、自分たちも米国製のハイマースをふんだんに供与されているウクライナがいうべきことだろうか(鈴木宗男さんも同じことをいっていた)。
どうもウクライナは苦し紛れに、手当たり次第にいちゃもんをつけているような気がする。

NHKがそういうウクライナのプロパガンダに協力するのはなぜだろう。
遠く離れたヨーロッパの戦争で、どっちが勝っても特に利益になるわけでもないのに、ウクライナが攻勢をかけている、ロシアは劣勢なのだと、執拗に繰り返すばかりだ。
世間にはわたしみたいにフクザツな思考の持ち主ばかりではなく、簡単なプロパガンダにひっかかる単細胞ばかりだから、彼らをだまくらかすために流し続けているんじゃないか。
まずいことにそういう人たちは決してあなどれない大勢力なのだ。

イーロン・マスクがウクライナ国民のためを思うなら、戦争を終わらせるよう努力すべきだと、きわめて常識的なことをいったら、当のウクライナからむきになって反発がきた。
ウクライナにすればまだまだ結果はわからないというんだろうけど、そのくせ、あいかわらずもっと支援を、武器をと懇願するばかりだ。
先日訪日したばかりのウクライナ議員団のひとりが、こんなことをぽろりとこぼした。
「最悪の事態は各国が戦争に疲れ、私たちにロシアと交渉するよう言ってくることだ」
交渉するようにというのが悪いことだろうか。
ウクライナが優勢であろうがなかろうが、犠牲者をこれ以上積み上げないためにも、各国が仲裁に入るべきではないか。

ナチスドイツは1940年にロシアに侵攻した。
バルバロッサ作戦とよばれるこの侵攻で、500万人のロシア・ウクライナの捕虜が出ると、ドイツ軍はスラブ民族の絶滅を図って、彼らを飢え死にするにまかせた。
いまアメリカがやっていることも、スラブ人絶滅作戦ではないのか。
勝っているなら有利な条件で講和を結べるはずだし、領土を完全に奪回するまでというのは駄々っ子の言い分にすぎない。
ゼレンスキーさんの言い分を聞いていると、わたしは北朝鮮の正恩クンの言い分を思い出してしまい、やっぱり追いつめられているのはウクライナのほうではないかと思ってしまうのだ。
もうこれ以上アメリカの謀略にはまることはないぞ。

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