ああNHK
なんかむなしくなってきたな。
ウクライナの戦争開始直後は、ココログにももっとロシアを非難する声が多かったような気がするけど、最近はみなさん関心が薄れてきたようで、個人的なブログで戦争についてああだこうだという人は少なくなったみたい。
そりゃそうだよね。
マスコミやSNSのいう通りなら、もっと戦況に変化があるはずなのに、戦争は停滞しっぱなしで、どっちが勝ってるのか部外者にはさっぱりわからない。
わたしだけが勝手に義憤にかられているんじゃないかと思えてきた。
むなしい。
昨夜のニュース9では、またロシアとウクライナ双方が、おまえのウソだ、でっち上げだと言い合っていただけで、たいしたニュースはなかった。
NHKのいう通りならもう東部4州のひとつぐらい落ちてもよさそうだけど、戦争が膠着状態になっちゃって、新しいネタがなかったんだろうねえ。
そのかわり中国の共産党大会で、胡錦濤さんが採決の直前に退席したことについて、予想通りのかんぐりだ。
だいたいキャスターの田中正良さんが、あらかじめ決まっていた答えを引き出すような質問をするのが気にさわる。
たとえば相手がなにもいわないうちに
(新しい指導部には)習近平さんのいうことを聞くイエスマンばかりを集めた印象なんですが、これで習近平さんの一強体制が完成したと見ていますか。
新執行部のなかに、習さんの後継者になりそうな人物はいますかなどと聞く。
なにがなんでも習近平独裁政権を印象づけようとして、相手の大学教授にこうあってほしいという答えを要求しているのだろう。
胡錦濤さん退席の場面をじっとにらんでみた。
もはや胡さんは政治の現状を認識しているのかどうかわからないボケ老人という感じだった。
かりに彼が前首相の李克強さんに、わしゃキミの味方だからな、けっして忘れとらんよと言ったとしても、肝心の李さんがあまり本気にしていないみたいである。
李さんだって、アメリカがしきりにケンカを吹っかけてくる現在、内輪揉めなんかしている場合ではないということを理解しているのだろう。
このあとは台湾問題に触れていたけど、中国が順調に繁栄すれば、台湾はひとりでに転がり込んでくる果実なのだから、わたしはぜったいに武力侵攻はないと信ずる。
昨日は台湾の台北市で行われる市長選挙の予想が聞こえてきた。
まだ投票は先の話だけど、台湾の将来を占う台北市長選挙で、最有力候補が、どっちかというと大陸中国に宥和的とみられている国民党の候補だそうだ。
もちろん現在の状況で、国民党代表だからといってとつぜん方向転換をするとは思わないけど、国民党が有力ということは、台湾人は自由主義だヘチマだのということよりも、どっちが得かという現実を大事にする国民性のような気がする。
そのうち台湾国民の自由意志で大陸にはせ参じないという保証はないぞ。
それでもNHKは依然として中国やロシアを非難するのだ。
個人のブログはそんなに影響力がないけど、公共放送がそんな調子じゃ、青少年に与える害毒は無視できないくらい大きい。
なんでもかんでも相手をけなせばいいというんじゃ報道機関じゃないよ。
よし、決めた。
つまらないわたしの人生の末尾を飾る大仕事と考えて、戦争が終わるまで、あるいはわたしがぽっくりいくまで、徹底的にロシアを擁護することにしよう。
いい生きがいが出来ちゃった。
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