真実は
昨夜のNHKニュース9は、しょっぱなからキエフ市内に打ち込まれたロシアのミサイル映像だ。
取材中のテレビ・スタッフの頭上でミサイルが炸裂して、たまげたというんだけど、念のためニュースのソースをながめたら、英国のBBCだった。
英国といったら米国とともにロシア攻撃の急先鋒なので、これでは捏造のプロパガンダ映像であってもおかしいとは思わない。
だいたいたまげたということは、キエフ市内にミサイルは飛んでこないだろうと安心していたのか、それともあらかじめ襲来の時間を合わせてあったのか、よくもまあ、うまい具合にプロパガンダに使えそうな映像を撮れたものだ。
いやまあ、そこまで疑っていたらキリがない。
ミサイルは本物だと思うけど、ロシアがクリミア橋を攻撃された意趣返しに撃ち込んだに違いない、どうだ、ロシアの無法ぶりはってつもりのようである。
しかし現代の戦争でミサイルが飛ぶのに驚いていてはいけない。
アメリカだってイラク戦争のときは、巡航ミサイルのトマホークを盛大にバグダッド市内に撃ち込んだ。
トマホークというのはスピードがきわめて遅いミサイルだったから、地上からもこれが飛んでいくのがよく見えたので、とりあえず目標になっていないイラク市民にとっては、たまやー、かぎやーって感じだったかも知れない。
マスコミやSNSの情報によると、ウクライナだってロシア軍をミサイル攻撃で追いつめてるって話じゃないか。
どうしてこちら側の被害ばかりがニュースの目玉になるのかね。
いまのNHKは国策放送局だからやむを得ないけど、民放のなかにもロシアを擁護しようという局がひとつもないってのが問題だ。
朝日や毎日は理屈ぬきで反日じゃなかったのか。
ここんところの米国はあれほど敵対視していた、テロリストのゲリラ戦術まで取り入れたように見える。
ガスの輸送パイプに穴を空けたり、物資輸送用の橋を攻撃したり、しゃにむにロシアに嫌がらせをして、プーチンをぷっつんさせたがっているようだ。
冬が来てエネルギー危機が始まると、ヨーロッパで反戦気分が高まる可能性があるので、そのまえにとことんまでロシアを追い込むつもりだろう。
ロシアが戦術核でも使ってくれれば、むしろそのほうが都合がいい。
どうせ米国には被害のおよばない戦争であるし、世論はロシア許すべからずということで沸騰し、まだしばらくは安心して戦争を続けられるというものだ。
プーチンにいっておくけど、けっして短気を起こすな。
押さば引け、引かば押せという柔道の極意は、この戦争でもきっと通用するはずだから。
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