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2022年10月15日 (土)

文学全集

1120

先日、当主が亡くなったばかりの知り合いの家に、部屋のかたづけの手伝いに行ってきた。
最近こういう事例が多いけど、わたしのトシでは不思議でもない。
わたしの部屋だって、いつだれがかたづけに来ても不思議じゃないのだ。

行ってみると、ちゃんとした一軒家で、当主の書斎にブックケースに入ったままの文学全集がずらりと並んでいた。
もっともこれでもって当主が読書家であったと断定はできない。
本を読むなら文庫本で十分なはずで、書斎に本を並べるのは見栄でそうしている人が多いのである。

知り合いも本を読む人じゃないし、いまどき古本屋だってホコリをかぶった文学全集なんか引き取ってくれそうもないし、すべてゴミとして処分するというから、そのうちの数冊を引っこ抜いてきた。
大半は若いころ読んだことのある小説で、森鴎外や芥川龍之介、谷崎潤一郎、林芙美子などで、ネットの青空文庫で読めるものばかりだから、わたしだってタダでなければもらいはしない。
読み終わったら勝手に処分していいというから、まあ、風呂につかりながら、濡れるのを気にしないで読むのにいいんじゃないか。

というわけで、もっぱら風呂場に持ち込むつもりだけど、そのうち気がかりなことが・・・・

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